マリーナベイサンズホテル傾く!安全性は問題ない?

マリーナベイサンズ

マリーナベイサンズの東側のビルは52度の傾きになっています。設計はイスラエル系カナダ人建築家のモシェ・サフディが行いました。

デザインのポイント
  1. シンガポールの関門(海から船が入ってくる)
  2. 入字形と(風水的に良い)

入字形にするために東側のビルは52度の傾斜になっていて、建築の困難さから当時は世界で最も作りにくい建築物という評価も受けました(イタリアのピサの斜塔が傾斜角5.5度)。

一次で選ばれた4社の業者の中でも工事入札段階で、日本の清水建設とフランスVINCIは入札を辞退したそうです。

最終的には残った韓国の双竜(サンヨン)建設が受注し、適正工期より21ヶ月も早い27ヶ月で工事を終えて数百億ウォンのインセンティブを受け取りました。

完成当時、双竜建設会長はこうコメントしています。

既存の工法を利用するのではなく、双竜建設の独創的なアイデアで難しい工事を終わらせたため意味もより大きい。

高品質の建築物を早期に建て発注元から、数百億ウォンのインセンティブまでもらえることになった。

韓国もシンガポールも震度1の地震すらない国ですが、前倒しでインセンティブという点は安全性でいうと疑問が残ります。

とはいえ私も泊まってから知りましたし、記念に一度宿泊するくらいなら特に心配無用だと思います。